食事の大切さや重要性を子どもたちに伝える〜3・4歳児〜

保育士が食事の大切さや重要性を子どもたちに伝える〜3・4歳児〜

1.食事の大切さを伝えるために

 

1−1.絵本や紙芝居などを通して

 

自分たちの成長発達のためにどれほど食事が大切で重要なのかということを知るためには、「絵本」や「紙芝居」が子どもたちにとってはとても分かりやすく、おすすめです。

 

絵本や紙芝居を通して、視覚的にも「食事をすることは自分たちのために大切なこと」「どうして好き嫌いをしないで何でも食べることが大切なのか」などということを学ぶことができます。

 

また、食事の楽しさや美味しさも感じることができるように食べ物が題材になっている絵本や紙芝居などもおすすめです。絵本を読んでから苦手だった食べ物が食べられるようになったという子どももいるくらい、絵本の効果は絶大です。

 

<おすすめの絵本・紙芝居>

 

*「おくちをあーん
作/絵:きむらゆういち / 長谷川 義史
出版社:ひさかたチャイルド

 

*「きょうのごはん
作:加藤休ミ
出版社:偕成社

 

*「まことくんとおかし
脚本:黒田かおる
絵:瀬名恵子
出版社:童心社

 

 

1−2.給食室の先生の話

 

担任である保育士からの話だけではなく、ぜひ給食室の先生からも「食べることの大切さ」について話をしてもらうようにしましょう。

 

普段はなかなか関わることの少ない給食室の先生ですが、どのような場所でどのようにして自分たちの給食を作ってくれているのかということを知ることは、とても大切なことです。

 

給食室の先生たちが愛情を込めてバランスの良い食事を毎日作ってくれているということが分かると、より毎日の食事を楽しみに思うことができるはずです。

 

 

2.食育〜野菜栽培〜

 

2−1.野菜がどうやってなっているのかを知る

 

食育を進める際に「野菜栽培」をすることをおすすめします。近年、地域にも寄りますが家庭で野菜を育てているという家庭は少なく、「野菜はスーパーで買うもの」と思っている子どもが大半です。

 

普段食べている野菜がどのようにしてできるのかということを知らないまま食べるのと、どのようにして野菜ができていくのかということを知っているかとでは、野菜への関心は大きく異なってきます。

 

そのため、もし園に空いている畑や花壇等がある場合はぜひ積極的に野菜栽培を行うことをおすすめします。もし畑などがない園でも、プランターで育てることのできる野菜もあるため、まずは手軽なプランターで野菜栽培をしてみましょう。

 

2−2.野菜を自分たちで育てる

 

<野菜を自分たちで育てる際のポイント>

  1. ・できるだけ育てやすい野菜から挑戦する
  2. ・水やりなどはもちろんのこと、種まきや雑草抜きなども子どもたちと一緒に行う
  3. ・野菜の成長を心待ちにできるように、保育室に野菜の成長記録などを掲示したり図鑑を用意したりする
  4. ・定期的に野菜の成長観察をみんなで行う
  5. ・野菜の収穫はできるだけ欠席者の少ない日に行い、収穫の喜びを子どもたち一人ひとりが味わうことができるようにする

 

 

3.食育〜クッキング〜

 

3−1.クッキングをすることで子どもたちが学ぶこと

 

普段は保護者や給食室の先生が調理してくれている食事を、子どもたち自身で作っていくということは、子どもたちにとって大変楽しくワクワクする活動です。

 

特に自分たちで育てて収穫することのできた野菜や、みんなで買い物に出かけて購入した食材を使用してするクッキングは格別です。

 

食べることの楽しさや美味しさだけではなく、自分たちでつくることによって味わうことのできる「美味しさ」「楽しさ」「喜び」「達成感」を子どもたち一人ひとりが感じることができるように、保育士は丁寧にサポートしましょう。

 

3−2.クッキングをする際のポイント

 

<クッキング前>

・これから始まるクッキングに期待することができるように、「どんな料理ができるかな」などとクッキングを楽しみにできるような声かけをする

 

  1. ・クッキングの手順がわかるように、絵に描いたり絵本形式にしたりして分かりやすく説明する
  2. ・清潔な状態でクッキングを進めることができるように、石鹸や消毒液を用意しきれいに手を洗う

 

<クッキング中>

・包丁などを使用する場合は、事故などが起きないように包丁を使用している子どもと待機している子どもの間に十分なスペースを設ける

 

  1. ・食材の匂いや感触などを学び楽しむことができるように「どんな匂いがする?」「オクラを切ったら星型になったね」などと声を掛けながら進める
  2. ・切ったり混ぜたりしている子どもはもちろん、順番を待っている子どもたちも集中して待機することができるように、作業している様子が皆に見えるような環境構成を作る

 

<クッキング後>
  1. ・皆でクッキングをした喜びや達成感を味わうことができるようにクッキングをみんなで振り返り、これから始まる食事の時間に期待が持てるように声をかける
  2. ・クッキング中にこぼした食材などを誤って触ったり踏んだりしないように、机を台拭きで拭きしっかりと後始末を行う
  3. ・誤って器具や包丁などで事故が起きないように、使用した器具は子どもの手の届かないところに置き速やかに片付ける