食事について家庭と保育士が連携する必要性

食事について家庭と保育士が連携する必要性

乳児クラスの場合

 

乳児クラスの場合、食事において家庭との連携は必要不可欠です。特に0歳児クラスの場合は、まだ母乳やミルクを飲んでいる場合が多く、登園前にどのくらいの量のミルクを何時頃飲んだかで、園での昼食の量が変わってきます。

 

そのため、毎朝どのくらいのミルクや母乳を飲んだかを登園時に保護者に確認し、昼食で調整ができるようにする必要があります。

 

また、食事のマナーを身につける基盤となる乳児期に、せっかく園でマナーを大切にしながら食事介助を行っていても、家庭では放ったらかしだと、いつまでたってもマナーを身につけることができません。

 

そのため、園での姿や取り組みなどを毎日詳しく保護者の方に伝えながら、家庭でも丁寧に関わるように声をかけるようにしてください。

 

ただし、保育園に子どもを預けている保護者の大半の方が仕事をしていて忙しい中子育てを行っています。そのため、保護者の負担になりすぎないように、保護者の様子をしっかりと汲み取りながらタイミングを見て声をかけることが大切です。

 

幼児クラスの場合

 

幼児クラスになると、ある程度自分で自由に食べることができるようになる分、好き嫌いが多く出始めます。

 

そのため、そのような際は保護者の方と連携し合いながら、子どもが少しでも好き嫌いなく食べることができるようにお互い協力し合って子どもを励ますことが大切になってきます。

 

「今日保育園で一口だけピーマン食べれたんだよね。お母さんも一口だけピーマン頑張って食べている○○君のかっこいい姿見たいな。」
「昨日お母さんの作ったニンジンが食べられなかったんだって?今日のこのニンジンなら小さいし一口だけ食べてみたらどう?」
「今日苦手なしいたけ頑張って食べてたね。お母さんが聞いたらきっと驚くだろうね。」

 

など、家庭と園の様子をお互いに伝えあいながら、それぞれのポジションから子どもを励ますことで、子どもは自信を持ち少しずつ「食べてみようかな」と思うことができるようになっていきます。

 

そのため、子どもの好き嫌いが少しでも少なくなるようにするためにも、保護者の方との連携は大切にして下さい。

 

家庭での食事について

 

●保護者との連携方法●

  • 毎日のお帳面

乳児クラスの場合は特に、細かくその日あった出来事やその日食べたメニューなどを書く欄があるため、詳しく知ることができます。

 

ただし、文章でのやりとりのため相手の表情が分からず、本当に困っていることなどがなかなか見えない場合があります。

 

  • 登園時や降園時に会った際

担任の勤務シフトと保護者と子ども登園時間・降園時間が重なると、ゆっくりと話をすることができます。

 

しかし、他の子どもの登園やお迎えなどと重なると必要最低限の会話しかすることができません。また、他の保護者に聞こえて欲しくない内容の場合は、なかなか話すことができません。

 

  • 個人面談

担任と保護者の1対1で行うため、ゆっくりと何でも話すことができます。他の人に聞かれたり会話を妨げられたりすることなどなく、落ち着いて話すことができるため、悩みごとなどがある場合はとても良い環境です。

 

一方、保護者の仕事の関係上面談時間を設けるのがなかなか難しかったり個人面談自体の頻度が園によっては半年に1回ペースだったりする場合もあります。

 

 

〜個人面談でよくある質問とその回答〜

 

<質問:保育園ではしっかりと残さず何でも食べているみたいなのに、家庭では好きなものしか食べずにとても困っています。>

 

回答:

園では担任や友達も一緒のため、「何でも食べてかっこいい」という姿を周りに見てもらいたい気持ちから頑張って食べている場合がよくあります。そのため、園で本当は苦手なのに頑張っているのであれば、家庭ではもし食べられなくても少し多めに見てもらっても良いでしょう。

 

ただ、もし家庭でも一口食べることができた時は大いに褒め、子どもの自信になるように声を丁寧にかけるようにしてください。

 

 

<質問:園ではじっと座って最後まで食べることができているようなのに、家庭ではすぐに立ち歩いて遊びながらじゃないと食べません。>

 

回答:

園では食事中はおもちゃなどを一度全部片付けて、子どもたちが食事に集中できるような環境作りを行っています。家庭にはどうしてもテレビやおもちゃなどの誘惑が嘱託のすぐ近くにあるため、ついつい子どもたちは遊んでしまいがちになってしまいます。

 

そのため、少しでも食事に集中することができるように、食事中はテレビを消したりおもちゃ箱などに背を向け視界には食事しか入らないように工夫をしたりすることで、食事にもっと集中することができるはずです。