保育の食育には一体どんな種類や方法があるの?

保育の食育には一体どんな種類や方法があるの?

保育において「食育」と一言で言っても、実は色々な活動があります。様々な食育に取り組んで、子どもたちに「食事の大切さ」や「食事の有難さ」などを心を込めてわかりやすく伝えましょう。

 

1.クラスでの取り組み

 

クラスで食育に取り組みたいと感じた場合は、様々な角度から「食事の大切さ」「食事の有難さ」を伝えることができます。工夫次第で、内容の充実した食育を行うことができるので、クラスの子どもたちの姿に合った活動をどんどん積極的に取り入れていくようにしましょう。

 

<絵本・紙芝居>

食事にまつわる絵本や紙芝居はたくさん出版されています。「食べることの大切さ」「食べ物に含まれている栄養素」「人間に必要な食べ物や栄養」「食事が出来上がるまで」「消化の流れ」など、様々な種類やジャンルの「食」に関する絵本や紙芝居があります。

 

そのため、「今、子どもたちに何を伝えたいのか」「どのような内容であれば子どもたちは理解することができるのか」ということを担任はしっかりと考えた上で、題材を選ぶようにしましょう。

 

特に、消化に関する題材のものなどはわかりやすいイラスト付きのものが大半なので、子どもたちが少しでもより理解しやすいように、できるだけ大判のものを用意し子どもたちと一緒に確認をしながら読むと良いでしょう。

 

<調理室見学>

実際に給食を作っている調理室にみんなで見学に行くと、どのようにして自分たちの給食ができているのかということを理解することができます。

 

調理室の先生が気持ちを込めて作ってくれているということを知ることで、より毎日の給食を美味しく楽しく食べることができるようになります。

 

ただし、日によっては調理室内が慌ただしい献立の日などもあるため、事前に調理室に見学に行っても良い日と時間帯を確認しアポを取っておくようにしましょう。

 

<クッキング>

食育の中でも特におすすめの取り組みがクッキングです。実際に自分たちでご飯やおやつなどをクッキングして食べることで、より「食べることの楽しさ」「作ることの大変さ」「食べられる喜び」などを感じることができます。

 

また、場合によっては自分たちで育てたり買いに行ったりした食材を使ってクッキングすることで、よりその料理に愛情を込めることができます。

 

事故や感染症などには十分配慮しながら、ぜひ積極的に日々の保育にクッキングを取り入れるようにして下さい。

 

2.園での取り組み

 

園全体としても食育に力を入れた取り組みは行うことができます。食育についてまだ初心者だという園でも、まずは毎日の給食など身近なところから取り組み、食に子どもたちが少しでも関心を持つことができるように、取り組みましょう。

 

<今日の献立>

今日の献立を、書面だけではなく実際に実物や写真などで用意し保護者がお迎え時に通る玄関などに掲示するようにします。そうすることで、その日子どもがどのような給食を食べたのかなどを保護者の方にわかりやすく伝えることができます。

 

また、盛りつけの例やアレンジの参考になる場合もあるため、お迎えの時間帯までにぜひ用意することをおすすめします。

 

<献立表>

献立表を作成する際は、余白などに「旬の野菜でできる簡単レシピ」や「○○組が挑戦したお料理レシピ」、「子どもたちに必要な栄養素」「調理をする際の切り型ポイントアドバイス」など、保護者の方が簡単に時間をかけず読み切ることができるようなコラムなどを掲載することをおすすめします。

 

<参観日などでクッキング>

参観日などで「混ぜる」「のせる」などだけの簡単なクッキングを取り入れてみましょう。参観日に行うことで、保護者の協力を得ながら安全に進めることができます。

 

ただし、2クラス以上が同じ日にクッキングなどを行う場合は器具などが不足する恐れがあるため、事前に必要な器具の確認などをしっかりとしておくようにしましょう。

 

 

3.家庭での取り組み

 

園やクラスで食育に取り組む際は、ぜひ家庭でも協力をしてもらい家庭での食育も行っていただきましょう。時間に余裕のある休日などに保護者の無理のないように取り組めるよう、提案をしてください。

 

<家庭での簡単クッキング>

家庭には子ども用包丁などがない場合があるため、「混ぜる」「のせる」「入れる」など簡単な工程のみのクッキングになることが大半ですが、ぜひ積極的に取り入れてもらうように声をかけましょう。

 

毎日料理を作ってくれている保護者の元でクッキングの経験をすることで、より「毎日の食事の有難さ」「食べる美味しさ」などに改めて子ども自身が気付くことができるようになります。

 

まずは簡単な果物などの皮むきなどからでも構いません。簡単なことからぜひ少しずつ挑戦できるように、担任は保護者の負担にならないよう配慮しながら提案をしましょう。